塀だからと言ういい加減な考え方を見直しましょう
地震や台風がある度に塀の倒壊事故が起きそのつど不慮の災害が発生して世間を心配させます。
それは他の塀では支柱の設置が軽視されており地盤状況を無視した工事の不完全が原因です。
大雨による地盤のゆるみと風圧に耐えられず全体が屏風倒しの状態となり倒壊の危険が生ずるのです。
万代塀は倒れません
万代塀は次の安全性を確認して責任施工されます。
(1)万代塀各構成材は、最大瞬間風速60m/secの台風にも安全であるように設計・製造されています。
(2)万代塀各構成材は、震度Zの激震にも安全であるように設計・製造されています。
(3)万代塀は他のコンクリート塀より安全なように、支柱間隔を規定して施工されます。
(4)万代塀の基礎寸法は大型台風や大地震に対し安全であるように、各種類毎に標準寸法を定めます。
万代塀の原材料と製造方法
日本工業規格 A 5409 鉄筋コンクリート組立塀構成材の規定による。
(1)セメントは、JIS R 5210 に規定する早強又は普通ポルトランドセメントとし、使用量は370Kg/m3
以上とする。
(2)骨材は、洗浄・強硬・耐久的で、ごみ、泥、塩類などの有害量を含まず、細粗粒が適度に混合して
あり、その最大寸法は20mmで製品最小厚の1/3未満、かつ、偏平または細長の粒を含んではなら
ない。
(3)鉄筋は、JIS G 3112・JIS G 3117 又は JIS G 3532に規定する棒鋼または普通鉄線と
する。
配筋は、JIS G 3532に規定するなまし鉄線による結束または電気抵抗スポット溶接によって行う
ものとする。
(4)原料の練り混ぜにはミキサを用い、成形には動力による振動機を用いなければならない。
(5)成形後は500度時以上、湿度70%以上に保存した後脱形し、その後7日間以上多湿の状態で養生
し、更に10日間以上保存してから出荷する。
用 途
万代塀は組立式の構造ですが要所はコンクリート現場打として固めますので安全な耐風・耐震壁となり
防火・防風・防音・防犯・防塵の諸目的を達成し、住宅・マンション・工場・倉庫・グラウンド・研究所・駐車場・
テーマパーク・ゴルフ場・変電所・テストコース・神社・仏閣等に幅広く採用され、安全が保たれています。
特 徴
- 万代塀の各構成材は、工場にて大量生産し、建設現場では組立工事のみなので、隣家との境や、狭い場所または交通量の多い道路際においても工事は安全かつ速やかにできます。
- 構成材の板の厚みはわずか30mmなので、限られた敷地を有効に利用できます。
- 曲線・勾配・段差も自由自在に施工できます。
- JIS規格は地上高さ3.02mまでですが、地上高さ4.2m(14尺)までの高尺塀もできます。